9月8日 ナバレッテからナヘラまで 約16km
ナバレッテのアルベルゲで一人の男の人が話しかけてきました。
だけどその人は見た目が巡礼者ではありません。
どこまでいくんだい? と尋ねてきたので
サンティアゴだよ
と答えると目をぐるっと回して「凄いな」みたいな表情。
彼はイギリスから来ていて車でスペインを旅行中、先日妻と合流したんだと言っていました。
彼は自分が巡礼者じゃないからなのか照れくさげに
「ブエン カミーノ」と声をかけてくれたました。
僕たちは準備をしてバックパックを担いで外に出ようとしたとき、
窓の外側にいた彼に手を振ろうと窓に近づくと
深緑の美しい流線型の車が見えました。
もしや彼の車では・・・
外に行ってみると、出発の準備をしている彼と奥様が車の傍らに。
この車で旅行してるの? ときくと
彼は美しくカーブを描く車体を撫でながら誇らしげに車の説明をしはじめました。
ボンネットまで開けてくれて丁寧に説明をしてくれます。
ホイールはこんな感じ
彼はこのあとブガッティの集まりにいくとのこと。
MGなのに? とも思いましたが、クラッシクカーの集いなのでしょう。
カミーノ
そもそもカミーノとはスペイン語で「道」
「道」では様々な人の行きかい、出会う。
巡礼者だけでない人と出会うのもまた「カミーノ」だ。
途中の村でこんな光景も
カミーノの巡礼者の象徴はホタテと杖とひょうたん。
ひょうたんは水稲の代わりに使われていたそうです。
ランチで頼んだサンドイッチが異常に大きく
お腹がいっぱいになって、自然とゆっくりペースに。
すると、風が軽やかに吹く木陰からギターと歌声が聞こえています
ご夫婦なのでしょうか、男性が弾き語りをして、女性が絵を描いています。
優しい歌声に癒される。
しばらく彼のギターと歌声をきいて、目的地のナヘラへ。
ナヘラに入ったすぐのアルベルゲで見慣れた人たちがいたので
そこにチェックイン。
道に出ているテーブルで寛いでいると
道端で髪を切る巡礼者。
カミーノ
まさに
髪ーの(笑)