みなさん、こんにちは。
クラブワールドの大村真吾です。
四国八十八か所歩きお遍路43日目。

今日は、標高1000メートルクラスの山の上の
お寺に参拝予定でしたが、雨で始まりました。
お寺と民宿に電話をしてみると
やはり、山は雪なのでやめたほうがいいと。
急遽予定を変更して、観音寺市まで電車移動。

実は、愛媛でお世話になった松本さんの車に
僕らが乗せていただいていた時のこと。

松本さんの知人の高橋さんと言う方から
偶然電話がかかり、
「お遍路中の知人達と一緒なんや。」と
松本さんがおっしゃってくださり
(高橋さんもお遍路関係のサポートをされる方)
その高橋さんの知人に仏師さん
(生木仏像を彫られる方)がおられ
どうやらその方は、僕がスペインのカミーノ
で巡礼していた際に見た、生木の仏像を
彫られた方らしいと。

NPO法人遍路とおもてなしのネットワーク
という団体があって、同じ巡礼地ということで
スペインのカミーノ モリナセカとの交流が
続いているのだそうです。
あまりの偶然に驚いていたところ
高橋さんと仏師さんにお会いできることになり
今日、急遽伺うことにしました。


高橋さん、仏師の凡海さんへのお土産を買いに
偶然入った酒屋さんがまた不思議酒屋(笑)。
普通の街の酒屋なのに、グランドピアノや
アップライトピアノがあり、ワインセラーも。


お店のご主人が弾いてくださいました。
♪ナタリ~♪って曲です。
飲み屋さんじゃないですよ。
お酒を販売する酒屋さん!
そして、ご主人はやぎも飼っておられ
やぎグッズも飾られていましたよ。
面白いですね。
こちらでスペインのワインをお土産に。


約束の時間まで腹ごしらえ。
香川に入りましたからには
またまたうどん。うどん県ですので。

おいなりさんもそこそこでかい。

みそおでん、温まるし最高ですね!


仏師 凡海さんのアトリエへおじゃま。
大人数で伺って驚かせてしまったかと
思いますが、いろいろお話をして
くださいました。
偶然の出会いって本当にすごいですね。
この方が、あのカミーノ・モリナセカという
小さな町にある 観音様を彫った方かと思うと
感慨深い出会いでした。
マリア像だと思われる方も多いとのことですよ。


高橋さん、凡海さんと。


それから、樹齢1200年ほどの
楠の大木に掘られた
生木のお地蔵様を見に行きました。
ものすごい大木に彫られています。
今は、お堂も作られていますが
地蔵尊はお参りすることができますよ。

この地蔵尊は「生木の地蔵さん」と呼ばれ、
崇拝されています。五尺(150cm)ある
地蔵尊の身長は、木の成長とともに現在までに
10cmほど高くなったそうです。
生きている木ですもんね。

天保7年(1837年)に、近隣の住民「森安利左衛門」が
病弱な一人娘ナヲを案じ、3か月かけて彫り上げた地蔵尊。
その後、病弱だったナヲさんは、なんと百歳まで生き、
長寿を全うしました。この親子2人のお墓は
地蔵堂横の墓地に現在も残っているのですよ。

そして、平家の落人の集落にある鹿子の木に
凡海さんが38歳の時に彫られた
生木地蔵があるとのことで行きましたよ。

かなりな山道でした。


こちらは、江戸末期に鈴木庄兵衛さんという
仏師が彫られた延命地蔵尊があったが
老木が天命を完了したので
昭和54年に凡海さんが新しく彫られたのだそう。
素晴らしいですね。
木の生命と一体の地蔵尊です。


素晴らしい経験ができた1日でした。
これもお遍路体験の貴重な出来事です。
感謝したいと思います。

そして今夜は、ホテルでも民宿でも宿坊でもない
遍路小屋というところに泊まります。
無料なんですよ。
なので、広くはありませんがみんな仲良く
雑魚寝です。これもお遍路旅ですね!

では、また明日もお遍路は続きます。

お遍路の様子を毎日配信しています。

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