大村真吾が行く
カミーノ・デ・サンティアゴ巡礼800kmの道のり
カミーノ巡礼に十数年前から行きたいと思っていた。
2017年8月、その思いが現実になった。
キリスト教三大聖地の一つといわれるスペイン・ガリシア州の「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」への巡礼路。いつかは行きたいと思ってから十数年。願いが叶い2017年8月に出発しました。
巡礼と言っても現代のカミーノ巡礼は観光やスポーツ感覚で歩き始める人もいます。
巡礼路は何通りかあります。今回はフランスからピレネー山脈を越えるルート、「フランス人の道」を選びました。800kmを歩く間の感想は私のブロブをお読みいただくとして、道中の選りすぐりの風景をご紹介します。
大村真吾
1963年生まれ。
旅行会社「株式会社クラブワールド」代表取締役・スピリチュアルキュレーター。
国内外400以上のパワースポットを訪問。バリ島のシャーマン マンク氏に師事、バリヒンディーのヒーリングを学ぶ。ネイティブアメリカンとも交流があり、ネイティブアメリカンの儀式(ビジョンクエスト)で4日間絶飲食で山中で過ごす。
セドナからクレッグ・ジュンジュラスを招聘してイベントを主宰している。現在は自身のオリジナルセミナー369会を開催。
著書に「開運つながるパワースポット」
道順をしめす帆立貝。いろいろなパターンで巡礼者たちをサンティアゴまで導いています。なぜ帆立貝なのか。諸説あるようです。
ピレネー山脈を越えて進みます。歩く、歩く、歩く。ひたすら歩く。気がつくと雲の上にいました。
歩き疲れた巡礼者たちを和ませるいろいろなモニュメント
マリア様出現の場所
歩いていると村々に教会があります。なんとも厳かな気持ちになります。
一つの村を出ると次の村まで広がる風景
食事の心配はありません。美味しいごはんはどこにでもあります。
ティアゴの巡礼者事務所にて。
巡礼証明書をもらいました!
8時オープンの巡礼事務所にはすでに百人以上の人が列を作っていました。
スペインの最西端フィステーラ。
大西洋に沈む夕陽が美しい。
昔、サンティアゴまできた巡礼者は西端の最果てフィステーラまで巡礼を続けて、ここで巡礼の衣服や靴、バックを燃やしました。
ここは巡礼の終わりではなく、新しい人生という名の巡礼の始まりの場所なのです。
ボタフメイロ サンティアゴ デ コンポステラ大聖堂
Botafumeiro, Catedral de Santiago de Compostela
歩ききって、ゴールのサンティアゴ・デ・コンポステーラに到着し、巡礼証明書をもらったあと立ち寄った大聖堂では、めったに見ることができないボタフメイロの儀式に遭遇しました。この儀式はミサの度に行われるものではなく、年に何回か決まった儀式の時とその他教会が決めた特別な日だけに行われます。
ボタフメイロの儀式とは、8人の修道士たちが大きな香炉(重さは約53キロ、高さが1m50cm)をロープで引きあげ、振り子のように大聖堂のなかで揺らします。圧巻です。
クラブ・ワールドでは2018年、カミーノ・デ・サンティアゴ巡礼のツアーを企画しています。もしご興味があり、行ってみたい方は下記フォームからご登録いただければ、詳細が決まり次第ご連絡いたします。