クレッグ・ジュンジュラスのセミナーの醍醐味とは?

もう何回クレッグのセミナーを受けただろうか。

私が最初に受けたのは、2011年11月。
それ以降、年に3回の来日の度に、毎週のようにおこなわれるセミナーに、
大げさではなく、それをすべて受けてきた。
その体験から言えることは、いろいろある。

クレッグ・ジュンジュラスとは、セドナ在住の形而上学ティーチャー。
セドナに住んで19年が過ぎた。元々はニューヨークに生まれた彼が紆余曲折を経て、
偶然にもたどり着いた先がセドナ。
今でこそ、セドナは世界的パワースポットとして知られているが、
当時は、知る人ぞ知るのアリゾナの赤土の大地。
ネイティブアメリカンの聖地と言われる場所には、
世界中から多くのヒーラーやセラピストたちが集まってくる。
私も2度取材で訪れたが、現地のヒーラーたちが言うには、
あまりのセドナのパワーの強さに、そこに住み続けることは難しく、
隣町のコットンウッドなどに住むか、
2、3年すれば、また他の場所に居を移す人は少なくないという。
そのセドナで20年近く住み、セドナのヒーラーたちを取りまとめる長もしていたクレッグ。それだけでも、そのパワフルさをうかがい知れる。
そんなセドナのパワーをまといながらのクレッグのセミナーが日本で受けられる。
これは、非常にラッキーと言えるだろう。

クレッグのセミナーには、いろんな段階を経てのクラスがある。
イブニングセミナー、チャネリングセミナー、
セルフディスカバリーレベル1~3、
サイキックアウェアネスレベル1~3、
ハイヤーディスカバリーレベル1~3、
マンダラオラクルカードセミナー、ミステリースクール。
ただし、クレッグのクラスは他にない特徴がある。
一度受ければ、次の段階に進む、と思うだろう。
でも、ところがどっこいで、それだけでは終わらない。
たとえ、一度受けたセミナーであっても、同じタイトルのものであっても、
毎回、まったく違った内容となる。
その時の空気、タイミング、受ける受講生の状態、クラスの雰囲気、
あらゆることを直で感じて、また、事前に感じ取って、
毎回、その場に合ったセミナー内容へと塗り替えられている。
だから、面白い。だから、奥が深い。だから、何度もリピートしてしまう。
多種多様のクラスは、クレッグの教えの奥深さと経験の豊富さを物語っている。
その度ごとに新しい発見があり、薄皮が一枚一枚はがれていくように、
どんどん自分が変容していくのがわかる。
実際に、その後の人生が面白いように変わっていく。
クラスに通う受講生たちを見ても、その変化は驚くべきものがある。

クレッグのクラスは、いわゆる理論や技術を教えるということだけではない。
体験型、参加型と言っていいだろう。
クラスの中で何度となく、おこなわれるエネルギーワーク。
クレッグに誘導されながら行う実践ワークは、その場にいるものでしか体験できない感覚。
ある人は、ただただひたすら眠く、意識が飛んでしまう。
ある人は、ただただ涙がこぼれてしかたがない。
胸のつまりが取れる人、身体がだるくなる人、子供の頃を思い出す人、オーラを見る人…。
もう、それは、人それぞれで、何がよくて何が悪いということはなく、
とにかく人それぞれの反応がある。
今まで頭で考えすぎていた人は、一時的に頭が痛くなることもあるかもしれない。
今まで言いたいことが言えずにいた人は、突然咳が止まらなくなるかもしれない。
今まで内に秘めた心の痛みを感じて、辛さで耐えられなくなることもあるかもしれない。
それらの反応は、本当の自分を発見するための大事なプロセス。
今まで耐えてきたこと、隠してきたこと、気づかないようにしてきたこと、諦めていたこと、
生きづらくて、苦しくて、何とかしたくて、でも、どうしようもないこと。
それらの過去のトラウマやカルマ、日常的なストレス。
ブロックと言われるものを、クレッグのセミナーでは、
その存在に気づいて、取り除く方法を知ることができる。
ただ、セミナーを受ければ、すぐにブロックが取れるというものではない。
ブロックとは、ある種、今まで自分を守ってきてくれたもの。
それを、絶妙なタイミングで、準備ができた時に外れていくように導いてくれる。

初めて、クレッグのセミナーを受けた時は、本当に眠くて眠くて、
一生懸命聞こうとしても、メモを取ろうとしても取ることができない。
わけがわからず、内容が頭に入らない。
必死で理解しようとするが、いっこうに理解できない。
そんな時間が過ぎ、だいぶたってから、ようやくわかってきたことがある。
クレッグのセミナーはわけがわからないのが醍醐味なのだと。
私たちは、いつも何でも頭でわかろうとする。
理解できないことは受け入れられない。
見えているもの、理解できることだけを信じて、
自分の考えや価値観に凝り固まって、頑なになりすぎている。
それを、柔らかくして、受け入れられる準備をするために。
こうである、こうであらねばという強いエゴ、顕在意識にはいったんお休みいただいて、
あいまいな意識、変容する意識、つまり、潜在意識の中で
本当の自分を発見していく。
この体験は、表現のしようがない。
本当の自分。それはいったい?
本当の自分を知ることができたら、目覚めさせることができたら、
どんな世界が待っているのだろうか。
手始めは、『セルフディスカバリー(自己発見)』というタイトルのセミナーから。
クレッグ・ジュンジュラスの真骨頂を味わうことができる。

プロインタビュアー 佐藤智子

●セドナとクレッグについてのYahoo!ニュースインタビュー記事
第1回http://bylines.news.yahoo.co.jp/satoutomoko/20141226-00041816/
第2回http://bylines.news.yahoo.co.jp/satoutomoko/20141227-00041817/
第3回http://bylines.news.yahoo.co.jp/satoutomoko/20141228-00041820/