飛騨金山巨石群は縄文人の天体観測器だった!?①

<9月22日―23日飛騨金山巨石群&鵜飼い体験ツアーを開催します。>

岐阜県、飛騨金山巨石群に私が初めて行ったのは・・・・

2021年の冬至でした。冬至の季節だけにとあるポイントから日の出が見える。それを巨石が示してくれている!そんなロマンを体験したいと思ったのでした。

金山巨石群

巨石!まず早朝に集合したのは、巨石群。圧巻な景色。ここに10数人の好奇心旺盛な人々が集合しました。真冬の早朝。晴れるかどうかもわからない山に・・・登った山

あの山に登りまーす。ということで、金山巨石を研究し続けて24年の(変態)研究員、徳田紫穂さんが案内してくれます!徳田さん

徳田さんいわく。道なき道をいきます。とのこと、本当に道がない!!この山は登る用になっていないので道がついていないのだそうです。

山1

この写真をご覧あれ。道などないのです(笑)ただ、綺麗に下草は刈られていました。人が歩く仕様には全くなっていません。この山は、巨石群の中の岩と同じく、35度の傾斜とのこと。そしてそれがピラミッドよろしく、続いています。くねくねの山道はないので、とにかく、まっすぐに35%の傾斜を登り続けるのみ!

山3

 

山2

上から見たらこんな具合に。ひたすら上ること約40分。徳田さんはさくさくと登っていきます。私はハイキング用の靴でしたが、徳田さんは私はいつもこれ!と長靴でした。

観測岩全景

すると突然現れた巨岩!!!長さ9メートルあるそうです。

説明する徳田さん

この方角から太陽が昇る、と嬉々として説明してくれます。見よ。この嬉しそうなお顔を!

巨石に見せられた人

どんな岩場もへっちゃらな徳田さん。

よじ登る私

セミではありません。岩によじ登ろうとしている私です(笑)

観測岩の我

この形!自然にこんな形になったとは到底思えない。だって、この先端のその先から太陽が昇って来るのです。冬至だけ。たまたまやろ、と言ってしまったらそれまで。でもこの近辺には冬至はここ、春分はここ、夏至はここ、秋分はここ、と太陽観測がすべての季節にできる岩があるのです。

観測岩の明石さん

しかも、こうやって座って目線を岩の直線の先に合わせることができるように岩が切ってある。ちょこんと座れちゃうのだ。

観測岩から朝日

これは斜め下から撮ってますが直線上から陽が差してきた!一同、お騒ぎ!毎年見れるわけではなく、前の年は曇ってて、光が差すのが見れなかったそうなので、私たちはとてもラッキーです。また1年またなければならないのだから。

冬至朝日

今は山の中の木々があって見通しはあまりよくないけれど、そんな中でもびかーーーーーーっと朝日が差し込んできた。得も言われぬ感動が私を襲いました。これが見たくて極寒の飛騨まで来て真っ暗な朝起きてきたんだった!zoomで徳田さんにお話しを聞いて速攻、決めたんだった~

頂上

寒いけどうれしい!山を登るとか、道がないとか、そんなことより、朝日見れたことしかもう残っていない、我らの脳。

巨石2

この巨石は山を下って、岩屋岩陰遺跡。この岩には線刻が刻まれていて、太陽光の角度が刻まれているそうです。24年研究してきているからこそ、わかったこと。今回のように晴れたら見れますが、もし雨や曇りなら確認できるのはまた1年後。

徳田さんと私

徳田さんはもともとは写真家。(今でもですが)石の写真を撮っていて、ここに導かれたんだそうですが、今では巨石研究員。24年間もなぜ続けているのですか?と質問したらにこにこして、徳田さんは「ロマンですね」と答えてくれました。ここまで没頭できる、ロマンを追いかけられる。そんな人生ってめちゃ面白いな~って思いました。徳田さんの熱い熱いロマンはその説明からわかります。今でも日々新しいことが発見されているみたいです。エジプト文明との共通点なども。

我々が社会という教科で教えられてきた歴史は、果たして本当なのか、疑問を持つべきだと思っています。縄文人はカレンダーなど持っていなかった、天体観測などしていない。と今までの歴史学者の「定説」を覆すような研究は、アカデミックな世界では認められていない。でもここに来て、岩と太陽を見て、光を受けて山に登ってみてほしいです。縄文人は絶対に天体観測をしてカレンダーを持っていたはずです。

巨石

 

そして、午後まで待機して、この日は日の入りまで観測しました。奇跡的に日の入りの時刻に空が晴れて・・・・・・・この光!

冬至日の入り

巨石群の中の二つの岩の間に落ちていくのです。冬至の日に!朝も夕陽も見れるなんて!すごい!と徳田さんも言っていました。本当にラッキーだった!!

この体験に感動し、冬至だけではなく、春分も夏至も秋分もここに来て太陽の光を観測してみたい!と強く思い、それぞれの季節のツアーを開催することを決心しました!そして、2022年春分、夏至、とツアーを開催。

そしていよいよ秋分のツアーを開催します。縄文人は果たしてこんな高度な知識を持ち、巨大装置をなんらかの方法で設置し、宇宙と共に生きていたのか!そして徳田さんの熱い熱い研究へのパッションと、ロマンを肌で感じに行きませんか?

9月22日-23日 飛騨金山巨石群&1300年の歴史鵜飼い体験ツアー

 お申込みは こちらのリンクからどうぞ!

春分、夏至のツアーの様子は、またアップします。

冬至の山登りをしてみたい方も、ぜひ秋分から行ってみてください。

 

日本・世界の聖地へいざなう ㈱クラブワールド

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