12月21日お昼
園の墓を後にし旧市街地へ
ヤッフォ門から旧市街地に入りアルメニア人地区に移動
ランチ会場のアルメニアレストラン「BULGHOURJI」に
昨年もお世話になりました
時間も早かったせいか比較的空いており
ゆっくり食事できました
昼食が終わったらアルメニア人地区を10分ほど歩き
シオン門から旧市街を出てシオンの丘に
シオン門には1948年のイスラエル建国に伴う
第一次中東戦争の時の弾痕が数多く残っています
シオンとはエルサレムの古称で
この辺りには古代イスラエル王国の第二神殿時代に
ユダヤ教の司祭や貴族が多く住んでいました
シオン門から10分ほど歩いてマリア永眠教会に
聖母マリアを祀るエルサレムで最大の教会です
地下の礼拝堂には桜の木と象牙で作られた
永眠するマリアが横たわっている像があります
マレーシアから来たカトリック信者が歌う
讃美歌のなかでマリアに祈りを捧げます
マリア永眠教会から5分ほど歩くとダビデ王の墓が
中は男性用と女性用に仕切られており，
奥にはダビデ王の墓石の棺があります
ダビデ王の墓の2階ある最後の晩餐の部屋
イエスが捕らえられる前夜に12人の弟子たちと
食事をした場所といわれています
最後の晩餐の部屋からシオン門まで戻り
シオンの丘を後にします
シオンの丘から車で約5分
鶏鳴教会に到着
大祭司カヤパの屋敷跡に建てられた教会です
ゲッセマネで捕らえられたイエスはここに連行され、
尋問と拷問を受けました
当時イエスが連行されたさいに歩いた石段も
当時のまま残っております
教会の地下にはイエスがその最後の一晩を
過ごした牢獄も残されております
鶏鳴教会の名前の由来は使徒ペテロの逸話からきています
マタイの福音書によると、捕えられる前にイエスは弟子のペテロに
「今日、鶏が鳴く前に3度私を知らないと言うであろう」と
予言しましたが、ペテロはそれに対して
「そんなことはいたしません」と否定はしました
しかしイエスが捕縛された後に群衆から
イエスの仲間であることを疑われていまい
ペテロはそれを3回否定してした後に
突然鶏が鳴きだしました
その鳴声を聞いたペテロがイエスの言葉を思い出し、
悔い改めて泣いたということを記念して、
この場所に教会が建てられたそうです
鶏鳴教会から車に乗りベツレヘムに向かい
15分ほどでベツレヘムへの入場ゲートに到着
パレスチナ自治区のベツレヘムには聖母マリアが
イエスを産んだとされる場所の聖誕教会をはじめ、
キリスト教にまつわる聖地が数多く存在しています
新約聖書では、クリスマスにイエスが
生まれたさい、東方に住む3人の賢者が西の空に
いままで見たことのない明るく輝く星を発見し、
そのことから救い主=イエスの誕生を知り、
その輝く星に導かれてその誕生を祝うために
ベツレヘムにやってきたとされています
現在はイスラエル政府がパレスチナ人の
テロ防止のために造られた分離壁にて
イスラエル側とパレスチナ側は仕切られています
分離壁にはあのイギリス人の覆面アーティスト、
バンクシーのアートがところどころに描かれています
有名な 「防弾チョッキ着た鳩」の絵を発見
ベツレヘムに入り約15分で土産物店「NISSAN」に
なぜNISSANなのかは聞けずじまい
ここでバスから土産物屋の所有する
普通車に乗り換えて聖誕教会に向かいます
バスでそのまま聖誕教会まで行けないのは
いろいろな大人の事情があるようです
土産物店からさらに15分ほどで聖誕教会に到着
クリスマス前ということで聖誕教会前の広場には
大きなクリスマスツリーが設置されています
サンタクロースもおりました
聖誕教会は聖母マリアがイエスを産んだとされる
馬小屋として使われた洞窟跡に、
ローマ帝国のコンスタンティヌス帝が
聖堂を建設したのが始まりです
現在の建物は6世紀の火災後に再建されたもので
世界最古の教会といわれています
現在はローマ・カトリック（フランシスコ会）、
ギリシャ正教会、アルメニア使徒教会が
区分所有しております
聖誕教会のなかには「謙虚のドア」 と呼ばれる
高さ120cmほどの入口から入ります
この小さな入口は神に対する謙遜を示すためとも
十字軍が敵の侵入を防ぐために小さな門にしたとも
いわれています
内の祭壇はギリシャ正教会と
アルメニア使徒教会とそれぞれ分かれています
ギリシャ正教会の祭壇は修復中でした
こちらはアルメニア使徒教会の祭壇
教会の地下に降りると
イエスが生まれた洞窟と言われる場所があります
イエスが実際に誕生したといわれる場所には
1717年にフランスから献上された
シルバーの十四芒星が埋め込まれおり
この十四芒星に手を入れて
お祈りを捧げることができます
通常でしたら巡礼者や観光客で混み合う
ベツレヘム観光のメッカですが、
なぜかこの日も時間が遅かったせいかガラガラ
全員でゆっくりイエス様に祈りを捧げました
聖誕教会に隣接されて建てられている
カトリックの聖カテリーナ教会
中世にアッシジの聖フランシスコ派によって
設立されたカトリック修道院です
この時はミサがおこなわれていたため
残念ながら中には入れず
日も暮れ始めたら聖誕教会を後にして
先ほどのお土産店に戻ります
バスの駐車場代として、こちらで買い物をするのが
ベツレヘムローカルルールのようです
ムスリムのお店ですがクリスマス特別セール？
とのことで全品20％オフでした
みなさん買い物もいよいよラストスパートです
爆買いも終了したら再びバスに乗り
エルサレムのホテルに向かいます
バスに乗るギリギリまでカフィーヤを勧められる
スピリチュアルキュレーター大村真吾
ベツレヘムから50分ほどで宿泊ホテル
「ダン エルサレム」に到着
エルサレムからのドライバー
オマルさんとはここでお別れ
ホテル到着後またまたホテル内お土産店に
ホントならシャバット中でお休みですが、
たまたまお店にいたので特別に開けてくれました
そしてホテルレストランにてイスラエル最後の晩餐
しかしシャバット明けのためイマイチな内容
代わりに大村イエスが使徒にパンを
分け与えます
クラブワールドっぽい最後の晩餐です
その１４に続く
