9月7日 カミーノ サンティアゴ巡礼9日目 ビアナからナバレッテ
距離22.4km
ビアナを朝7時45分にでて
8時にfacebookのライブ配信
https://www.facebook.com/shingo.omura.37/videos/1564107713650767/
僕たちはいつも7時から8時にアルベルゲを出発していますが、
多くの人たちは6時から7時のあいだに出発をして
黙々と歩いていきます。
しかもすごいスピードです。
僕たちは おとぼけ3人組でゆったりペースで出かけます。
アルベルゲを出るのはいつも最後かその前の組。
歩いても多くの人に抜かれていきます。
しかもfacebookの放送をしたり、
落ちてるアーモンドを拾ったり、
ブラックベリーに吸い寄せられたりとなかなか進みません。
ビアナを出るときの満月が出ていて
この写真を撮っているうちにも、多くの人に抜かれていきます。
みんな「何してるんだ?」って感じです。
ログローニョの町に入るときにこんなものを見つけました
大きな鳥の巣です。
どんな鳥の巣なんでしょうか???
この巣を過ぎたら橋がかかっていてログローニャの街にはいります。
カセドラルの前のカフェで小休憩
ログローニョの街でお店をひやかしながら散策
二人はいらない荷物を整理してサンチャゴ デ コンポステラまで郵便で別送。
身軽になって再出発。
ログローニョ郊外の広~い公園を抜けてグラヘラ峠へ。
峠の頂点からフェンスにずっと十字架がつけれています。
これが延々と続いているんです。
そしてその先にナバレッテの手前に
巡礼者の救援施設跡の遺跡が見えてきます。
はるか昔から巡礼者を庇護する施設や人たちがいたのです。
戦争やフランコ時代には巡礼者がいなくなったようですが、
それ以外のときは今も昔も巡礼者が行きかっていたのです。
ナバレッテのアルベルゲは素晴らしく
庭先で月水さんのミニ琵琶コンサートも行いました
ここでのミニコンサートは感動的なものでした。
メルボルンから来た女性とドイツからの女性が涙を流して聞いていたのです。
二人の胸にはそれぞれ異なるものが去来していたのだと思いますが
心を揺さぶる「何か」があったのでしょう。
ドイツからの女性はこうつぶやきました
「伝統的な音楽をきかせてくれてありがとう。
このカミーノであなたみたいに音楽を聞かせてくれて、それを感動できる人がいる限り
世界は平和でいられるわ」
ミニコンサートは大きな拍手と愛で覆われました。
ずれずれなるままに旅すると
人との出会いも、ゆるやかなゆらぎで結ばれる。
そこには国境や人種や宗教の違いなんて存在しない。
ただ愛があるだけだ。