こんにちは。クラブワールド
大村真吾です。
四国八十八か所歩きお遍路 13日目です。
室戸岬をすぎて55号線をまだまだ
歩いていきます。

今日も朝日とともに出発です。
本日は2つのお寺を巡拝します。

その前に、昨日訪れた最御崎寺の奥の院が
少し離れた場所にあるので行ってみました。
昨日の中岡慎太郎の銅像から1キロほどの所を
ちょっと登ったところにちょっと奥まった
岩宿?があります。
一夜建立の岩屋という奥の院だそうです。
観音窟とも呼ばれます。
納経は最御崎寺で頂けるそうです。

さてそこから
6,7キロ目でコンビニ休憩です。

トイレ休憩、ドリンク休憩。
昔はこういうのはなかったですよね。

第二十五番札所 津照寺

なんだかかわいらしいお寺です。
江の島神宮みたいですね。

石段を昇りつめた所、
本堂の正面には太平洋が広がり
眼下には室津川の河口と室津港
右の方には行当岬と隙間に
26番金剛頂寺が見えるんだそう。

御本尊延命地蔵を楫取地蔵
(かじとりじぞう)
というそうですが
由来は慶長七年秋ごろ
山内家初代一豊公が
室戸の沖で暴風雨に遭い
困っているとき
何処からともなく
僧が現れ船の楫を取って
御船は無事室津の港に
入港する事が出来た。
僧の姿が見えなくなり
探して津寺(津照寺)へ
参詣してみると
本尊地蔵菩薩の御体がぐっしょり
濡れていた。

また今昔物語には津寺の本堂が
火難に遭った時、
本尊地蔵菩薩が僧に身を変えて
村人に知らせ、
火難を逃れたという言い伝えがあって
『かじとりじぞう』と呼ばれるようになった
とのことです。
お地蔵さん、大活躍でしたね。

さて、ここからキラメッセへ。

次の金剛頂寺までは13kmほど。
頂寺というくらいなので、山の上です。
その前に
道の駅みたいなところに寄ります。
お土産、食品、レストラン
くじらの博物館などがあります。
前泊の民宿の方からジェラートが
美味しいと聞いていたので早速。

第二十六番札所 金剛頂寺

お遍路道からはかなり離れて登りです。
みんなで『宇宙船にさらわれたら』という
話をしていたら本当に宇宙船が!!
・・・(笑)
車遍路をしているあいちゃんでした。
何度も荷物を運んで頂きました。
今回は宇宙船に誘拐されたつもりで
上まで車に乗せて頂きました。

この金剛頂寺は「西の寺」とも言います。
室戸岬を挟んで最御崎寺が「東寺」
この金剛頂寺が「西寺」だそうです。

ここから4㎞のところに女人堂と呼ばれる
不動堂があり、若き弘法大師は
この間を毎日行き来し修行したという
霊地なのだそうです。
大師が平城天皇(在位806〜9)の勅願により
本尊の薬師如来像を彫造して
寺を創建したのは大同2年と伝えられていて
当時は「金剛定寺」といわれ、
女人禁制とされて、
女性は行当岬の不動堂から遙拝していたそうです。

こちらは弘法大師伝により
世に隠れたる聖人二人でありと言われたうちの
一人、土佐金剛頂寺の智光上人が
この地に大師と同様入定留身されたと伝わって
いるそうです。
この写真は智光上人御廟です。

こちらのお寺には、高知では冬の名物
「やっこ」という薬草が生えていました。
薬師如来さまがご本尊だからでしょうか。
「やっこそう」は県の天然記念物で
高知の有名な植物学者
牧野富太郎が名付けたそうですよ。

さて、今日は宿がなかなか見つからず
やっと1室確保できたのが
「おうち宿 しだお」さんです。
本当に普通の親戚の家のようです。
去年から始められたようですが
結構泊り客はあるようですね。
女将さんお一人でやってらっしゃる
ようですが、ご飯がこれまたうまい!


郷土料理なのかな?
なすのタタキとか、イタドリとか。
とっても美味しいのです。

そして、同行のひろこさんのお友達
高知在住の高橋ひとみさんが宿まで
来てくださいました。
ひろこさんも実際に会うのは初めて。
とてもやさしい素敵な方でした。
そして明日はひとみさんが荷物を
運んでくださいます!!

本当にありがとうございます。
明日もしっかり歩きます。