今日はブルゴスで終日滞在。

久しぶりの何も移動しない日。

 

昨夜はブルゴスの公営アルベルゲに宿泊。

このアルベルゲが大きく、建物の外側は古いのですが

中に入るとモダンで綺麗なつくり。

なんと150名も収容できる巨大アルベルゲ。

 

アルベルゲは8時には出ないとだめなので、

カフェに行き、ブルゴス大聖堂の開門をまって大聖堂へ。

公営アルベルゲは大聖堂のすぐ裏なのですごく便利。

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大聖堂では入場料が一般客料金のほかに巡礼者料金がありほぼ半額。

巡礼者は優遇されるのです。

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大聖堂の前のはこんな巡礼者の像もあります。

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お決まりのようなこんな写真をとり大聖堂の中へ。

 

大聖堂の受付横には荷物をあずけることができるスペースと

コインロッカーがあります。

なんと私たちは大聖堂を出て観光をして次のホテルをみつけるまでの

訳半日間も荷物を預かってもらいました。

 

ともかく

大聖堂は圧巻の一言。

外見の存在感からして圧倒されるのですが、

中に入るとひとつひとつの間が宗教画や像で埋め尽くされています。

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天井を見ればため息が出るほど美しい。

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このステンドグラスの窓の外には中庭を挟んで大聖堂の裏側が

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大聖堂のあとはチュチュートレインに乗ってブルゴスを一周。

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 城跡のある丘からブルゴス市内を一望できます。

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ブルゴス もう一度訪れたい街になりました。

 

 

 

 

巡礼15日目 アヘスからブルゴスへ

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まだ月が出ているアルベルゲを出て10歩くらい行ったところで、

途上に置かれたパンを発見

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なんだ? と思い建物の左をみると

どうやらカフェの雰囲気

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山小屋風のよさげな感じ。

中に入ると、すでにお店は人でいっぱい。

並んでカフェコンレチェとパンをオーダー

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気のよさそうな おじさん と おなさんがやってるカフェ。

おじさんはコーヒーの担当。

おばさんはオーダーを受けてから

生ハムやチーズをスライスしてサンドウイッチを作ってくれます。

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美味しいという言葉で足りないくらい。美味しく雰囲気も抜群。

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すっかり店内の人がいなくなるまで、長居をしちゃいました。

 

結果的に、アルベルゲを10歩はなれたカフェに1時間以上いたので

アヘスを出たのは9時近く。

僕たちが泊まれなかったオルテガの泊まった人たちも、

すでに僕たちを追い抜かかして先に進んでいます。

 

またいつもの如く出遅れ感。

 

アヘスからブルゴスへは可愛い村々を通る楽しい道が続きます。

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丘の上には十字架があり、そこで月水さんも演奏

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丘を降りていくとまた村があり

こんな家もあります

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もうカミーノが当たり前なんですね。

ここを行くとまもなくブルゴス空港の近くにやってきます。

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しかし

僕たちを待ち受けているたものは

ここからの試練でした。

 

大都市郊外にある工場や展示場などの誘致地区

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しかも閉鎖されている会社も多く

人気がありません。

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大都市の郊外によくあるバイパスをとおります

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遠い

 

ブルゴスが遠いのです。

 

無味乾燥でコンクリートの道をひたすら歩きます。

 

コンクリートがどれほど固いか。

 

土や自然の山道を歩いていると、それがよくわかります。

 

工場地帯のコンクリートの道が修行のように辛い。

 

そしてようやく人の住む気配が見えてきます。

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マンションに大きなホタテ貝が!!!!

ずっと矢印もホタテ貝もなかったので

なんだかすごくうれしくなりました。

しかし

ここからでもさらにブルゴスの中心部まではまだあります。

やっと旧市街地の中心部へはいる門が見えてきました

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やっと落ち着くかんじ

到着!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巡礼14日目 ビロリアデリオハからアフェス

気さくなアルベルゲを出発して牧草地を進む

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ビジャマヨールデルリオを過ぎて一路ベルロラドへ。

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べラルドにはいると巨石が。

お~っと思っているとその先に

ささくれみたいな塔が

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近寄ってみると塔の上に鳥の巣が

 

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小さいが美しい教会だった。

 

ベルラドの中心入ると地図があり、それを見ると鍾乳洞らしきものがある。

四国お遍路の穴禅譲といい、洞窟は好きなので行かない手はない。

地図を見ると街のはずれのようなので、歩いて行ってみる。

ところがそれらしい気配はなく、道行く人に聞いてもさっぱり埒が明かない。

もう一度街の中心のプラザに戻って地図を見直してみると

どうやら街の端に書かれているが、この街の中に在るわけではなさそうである。

ここまできて引き下がるのも癪なので、その地図を写真にとりタクシーで行くことにする。

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(地図に載っていた写真)

さっきカフェを飲んだお店がタクシーの呼び出しサービスを行っていて、女主人に呼び出してもらった。


ほどなくしてやってきたのは新車のようなシトロエンのバンタイプのタクシーで

なかなかの好青年がドライバーだった。

写真を見せるとすぐに分かったと答えて、値段は9ユーロだと言ってくれることに。

車で10分ほど走ったところで山道に入り未舗装道を登っていく。

つきあたりで車をとめて「ここだよ」という身振り。

30分くらいで戻るから待っていてもらい、

僕たちはドライバーが示す方向へ歩いて行った。

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山道を行くがそれらしいものはない。

振り返るとドライバーがもっと向へ進めと言わんばかりに手を振っている。

その方角に歩いていくと、ロッククライミングのような場所に出て、

さすがにここではないとさらに行くと民家の裏庭に出た。

まさか民家の裏庭に鍾乳洞があるわけないので、元の場所に戻ることに。

行きに柵が閉まっていたので、何気なく通り過ぎた穴に近づいてみると

トロッコの線路が敷かれていて、電気が灯っている。待合椅子みたいなものも

あるので、ここからトロッコに乗って鍾乳洞に入っていくに違いない。

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おそらく土日や休日に営業をしているのだろう。

結果的に鍾乳洞に行けなかった僕たちはタクシーにオカまで行ってもらい、

オカからオルテガまでを再び歩くことにした。

 

オカからは結構きつい登りが続く

 登り切ってからは森を切り開いたかのような道が延々と続く。

そのなかでこの看板

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まさしくオアシス!!

ここで小休憩をしてなおも進みます。

途中で牛が沢山いる丘を抜けると下り坂

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まもなくオルテガの村に到着です。

 

この村はカセドラルが有名で人気があり

観光バスが3台も止まっていました

アルベルゲも空きがなく、ホテルも満室でさらに隣村のアヘスまで歩くことに。

アルベルゲ難民になるかと思いながら足を進めます。

やっと

たどり着いたアヘスのアルベルゲに空きがあり宿泊することができました。

このアルベルゲで月水さんがディナーの後に琵琶演奏

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ほかの宿泊客と仲良くなり、結果的にアヘスまで来てよかったと思えた一夜でした。

 

カミーノ サンティアゴ巡礼の13日目

サントドミンゴ デ ラ カルサーダからビロリア デ リオハ

 

ガイドブックを無くしたことに気づいたのが昨夜の遅く。

 

今朝起きて、たぶん昼食を食べたレストランだと明確に思い出した。

 

そのまま歩き出すか、それともガイドブックを取りに行ってから

出発するか三人で相談をする。

 

ともかく、レストランに行ってみるが朝は営業してないようだ。

もしかしたら昼食からの営業かもしれない。

パラドールのチェックアウト時間を確かめると、なんと12時。

 

そうわかった瞬間に3人の答えは一致した。

 

12時に出発しよう。

 

そうすればパラドールを満喫できるし、ガイドブックも取りに行ける。

 

お決まりのカフェコンレチェとパンを食べて室内に戻って思い思いにすごす。

12時にチェックアウトしてレストランに行ってみると

 

まだ閉まっている。

 

隣のお店の人に尋ねてみると

なんと月曜日はお休みらしい。

 

なんのためにお昼まで待ったのか・・・

 

ガイドブックは無くてもいいんだ ということにして出発。

 

しかし足取りは軽い。

 

パラドールでゆっくり休んだせいか

 

歩くことになててきたせいか。

 

7kmの道のりを1時間余りで次の街に到着。

 

着々と進みfacebookライブと休憩のために

トラック野郎が集まるバーにはいる。

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トラック野郎が集まるお店が美味しいのは世界共通なのだろう。

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お菓子も

サンドイッチも美味しい。

美味しさにつられてつい長居をしてしまう。

もう夕方の5時近くだ。

 

あと1時間半から2時間くらい歩いて目的の街ベロラドに行こうと出発する。

 

しかし、なんだかベロラドの街のアルベルゲが満室になっている気がしてならない。

 

そう思っているうちに次の街ビロリア デ リオハの入り口に着いた

そこで見つけたのがこんな看板

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そうか そうなのか じゃあ泊ってみるか

 

ということでビロリア デ リオハのアルベルゲを訪ねてみた。

 

外見は古くあまり良くはないが、中にはいると意外にいい感じ。

めずらしく音楽が流れていて、それが喜太郎だ。

 

宿泊代金はなんと5ユーロ。

この町にはマーケットもカフェもレストランもないので

ここで夕食も朝食も用意するとのこと。

代金は?と尋ねると

ドネーションとの答え。

 

ここでアルベルゲの叔父さんと叔母さんの人柄の良さがにじみ出る。

「わたしたちアルベルゲは巡礼者のためにあるのよ。だから貴方達巡礼者は心ばかりのお礼でいいのよ」

 

いろんなアルゲルゲがあるがこれほどアットホームなところは初めてだ。

 

宿泊客は僕たちを含めて6人。

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美味しい手作りのパエリアの夕食を食べて

 

そのあと月水さんのミニコンサート。

 

心温まる1日だった

サンティアゴ巡礼12日目

アソフラからサントドミンゴ デ ラ カサダーラへ。

 

寒い

 

昨日は雨の中の行軍で手先 足先まで冷え切った。

今朝はアルベルゲを出た瞬間に寒い。

雨はもう止んでいるが、空には雲が低くたれこめている。

 

寒い

 

携帯を見ると表示温度が7度。

まだ9月の10日。二日前まで30度の直射日光を浴びていたことが嘘のようだ。

 

途中でフェイスブックのライブ配信をするが

電波状況が昨日につづき悪く、途中で断念。

まだ 昨日の続きで

ちぐはぐなままだ。

 

畑の中を歩き続ける。

 

冷気で頭が痛い。

 

雲が切れ始めて、わずかだが日の光が差し込んできた。

天使の階段のように光が天から降り注いでいる。

 

冷気が和らいできた。

 

それとともに3人の間に会話が始まった。

 

心に余裕が生まれる。

 

暖かさは心にも温かさを与えてくれる。

 

そんな当たり前のことに気づくのもカミーノだ。

 

明るく話す僕たちは

はるか前方を歩く二人連れに追いついてみようということになった。

 

ギアを上げる。

 

歩幅を少し広げ、歩みを速めてみる。

 

身体に負担はない。

 

目の前のふたりが近くなってくる。

 

今までにないことだ

 

これまでは抜かされてばかりいた僕たちが

 

あまり無理をせずにスピードアップして前を行く人たちに追いつき

 

「ブエン カミーノ」と声を残して先に行く。

 

爽快な感覚

 

歩みのギアを上げることが心のギアもあげることになった。

いや

心のギアが上がったから歩みのギアが上がったのかもしれない。

 

前方に次の村シルエニャが目前だ。

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シルエニャの村は今まで通り過ぎてきた村々とは趣が違う。

古い城壁があるわけでもなく

カセドラルがあるわけでもない。

 

そこには新しいマンションや戸建ての住宅とゴルフ場がある。

いわゆる新興住宅地だ。

 

しかし、販売に失敗したのだろうか入居者が少なく人の気配がしない。

 

巡礼の道の横にゴルフ場があり、そこにカミーノを示すホタテ貝のモニュメントがあった

 

そのモニュメントにいたずら書きがされていたが

それが秀逸というか見方によれば面白い。

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まるでフリーメイソンの象徴のようだ。

 

そう思うと、いろいろと想像が膨らむ。

 

大金を投じて開発をしようとした新興住宅地、

そしてゴルフ場。

 

その横を通る巡礼の道。

この道は1000年以上も続く聖なる道だ。

 

その道をしっかりと見据えるメイソンの目

「我々は見ているぞ」

その裏には

「新時代を築くために、古い信仰や宗教は必要ない、

必要なものは我々のフィロソフィーだ

せいぜい歩きたまえ。そして疲れたまえ。

新世界を築くのは我々だ」

というようなものか。

 

僕はカソリックでもプロテスタントでもない。

西洋人でもない。

いわば一番カソリックの巡礼地からは遠い種類の人間だ。

しかし

人の信じる力 を信じている。

人の愛する力 を信じている。

人の可能性  を信じている。

人の純真さ  を信じている。

宗教や国籍や人種を越えて励まし称え笑いあえるのがカミーノだ。

そこには多種多様性と目的の統一性がある。

 

無理やり一つのやり方に同化させようとはしない朗らかさがある。

 

だから一つの目に見据えられるのは御免だ。

 

そんな事を妄想しながらゴルフ場に併設されたカフェに入った。

 

施設が充実している。

 

う~ん、矛盾しているようだが

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やはり快適さにはかなわない。

このカフェでWIFIや文明の利器に大いにあやかった。

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新興都市を後にしてサントドミンゴに向かう。

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1時間あまりで到着。

 

ここは聖ドミンゴが作った町。

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聖ドミンゴはナヘラからレディシア デル カミーノまでの巡礼道を整備し

橋を架け、巡礼者の救援施設をつくった人。

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彼の名前から、この町はサントドミンゴ デ ラ カルサーダと名づけられた。

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その恩恵をいまも僕たちが受けることができている。

空海もそうだが、1000年以上前の人の功績がいまも生かされていることに驚嘆する。

街道沿いの人たちの生活を支えているといっても過言ではない。

 

サントドミンゴのカセドラルにはもうひとつ興味深い伝説がある。

 

その昔、夫婦と息子の3人がカミーノの巡礼を行ていた。

ところが、このカルサーダの街で息子が無実の罪に問われ囚われた。

結果、息子は絞首刑を宣告された。

息子を亡くした夫婦は悲しみにくれながらもサンティアゴを目指した。

すべての巡礼を終えて、夫婦はサンティアゴからカルサーダに戻ってきた。

亡き息子に会うために。

しかし

絞首台にはまだ息子の身体があり、まだ息をしていたのだ。

なんと聖ドミンゴが息子の身体を支えて彼を死から守り続けていたのだ。

 

夫婦は役場に行き、その旨をつたえた。

しかし役人はとりあってはくれない。

なおも訴えると役人は

「亡くなったものが生き返るわけはない、

それはまるで目の前にある調理された鶏が生き返るようなものだ」

といって取り合わなかった。

 

すると

 

目の前のテーブルにあった丸焼きの鶏が生きている鶏に変化したのだ。

 

驚いた役人は息子を絞首刑台からおろし、夫婦のもとに息子は戻った。

 

その後、ここのカセドラルでは生きた鶏が飼われている。

それは今もだ。

聖ドミンゴの霊廟の上に生きた鶏を見ることができる。

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小さいが見るべきものがある街、それがサントドミンゴ デ ラ カルサーダだ。

 

今晩 僕たちはアルベルゲではなく、パラドールに泊まることにした。

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スペインに来たならば巡礼中に歴史的な建造物に泊まらない手はない。

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久しぶりにゆっくりとした夜を楽しもう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月9日 ナヘラからアソフラ 5.8キロ

 

ちぐはぐしてる。

今朝起きた時から感じている感覚。

バックパックに荷造りをしていくが、うまく収まらずに何度も出し入れをする。

うまく入ったと思ったら、なんだかスカスカ。

今度は寝袋を入れるのを忘れていた。

 

アルベルゲの外に出るとすでに8時前。

facebookのライブの時間なのに、まだ歩き始めてもいない。

 

アルベルゲの玄関先でライブを始めるが、

これもなんだか乗り切らない感じで終了。

 

なんだか

ちぐはぐしてる

 

小雨が降ってくるなか、ナヘラの街をいく。

 

黄色い矢印をしばしば見失う。

 

おじさんが

そっちじゃないぞ と身振り手振りで示してくれる。

 

雨の気配がするので、バックパックにカバーをかけて雨の準備をする

ふたりはポンチョを着ていたが、

僕は肌寒いのもあったので防水のウインドブレイカーを着ることに。

 

ナヘラの街は道が入り組んでいて迷いやすい。

なんども間違えてやっと郊外にでることができた。

 

やっぱり

ちぐはぐしてる。

 

天気予報はにわか雨だったのもあり、ポンチョではなくウインドブレイカーにしたのが失敗だった。

丈が短いので、太もも付近から下が段々冷たくなったいく。

最初はまだらだった水滴が大海になっていくように足全体が冷たく濡れている。

 

ちぐはぐしている。

 

バックパックやウインドブレーカーに当たる雨音を聞きながら歩く。

 

ふと

 

こんな声が聞こえたような気がした

 

「ちぐはぐしてるなら立ち止まれ、掛け違えているボタンを掛けなおせ」

 

そうか。

 

立ち止まることも必要か。

 

雨音の間隔が長くなり

 

鳥のさえずりが聞こえてきた。

 

空を見上げると、心なしか空が明るくなってきた。

 

やがて

 

アロンソの村が見えてきた。

 

二人に「立ち止まる」提案をしてみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月8日 ナバレッテからナヘラまで 約16km

ナバレッテのアルベルゲで一人の男の人が話しかけてきました。

だけどその人は見た目が巡礼者ではありません。

どこまでいくんだい? と尋ねてきたので

サンティアゴだよ

と答えると目をぐるっと回して「凄いな」みたいな表情。

彼はイギリスから来ていて車でスペインを旅行中、先日妻と合流したんだと言っていました。

彼は自分が巡礼者じゃないからなのか照れくさげに

「ブエン カミーノ」と声をかけてくれたました。

 

僕たちは準備をしてバックパックを担いで外に出ようとしたとき、

窓の外側にいた彼に手を振ろうと窓に近づくと

深緑の美しい流線型の車が見えました。

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もしや彼の車では・・・

外に行ってみると、出発の準備をしている彼と奥様が車の傍らに。

 

この車で旅行してるの? ときくと

彼は美しくカーブを描く車体を撫でながら誇らしげに車の説明をしはじめました。

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ボンネットまで開けてくれて丁寧に説明をしてくれます。

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ホイールはこんな感じ

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彼はこのあとブガッティの集まりにいくとのこと。

MGなのに? とも思いましたが、クラッシクカーの集いなのでしょう。

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カミーノ

 

そもそもカミーノとはスペイン語で「道」

 

「道」では様々な人の行きかい、出会う。

 

巡礼者だけでない人と出会うのもまた「カミーノ」だ。

 

途中の村でこんな光景も

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カミーノの巡礼者の象徴はホタテと杖とひょうたん。

ひょうたんは水稲の代わりに使われていたそうです。

 

ランチで頼んだサンドイッチが異常に大きく

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お腹がいっぱいになって、自然とゆっくりペースに。

 

すると、風が軽やかに吹く木陰からギターと歌声が聞こえています

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ご夫婦なのでしょうか、男性が弾き語りをして、女性が絵を描いています。

優しい歌声に癒される。

しばらく彼のギターと歌声をきいて、目的地のナヘラへ。

 

ナヘラに入ったすぐのアルベルゲで見慣れた人たちがいたので

そこにチェックイン。

道に出ているテーブルで寛いでいると

道端で髪を切る巡礼者。

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カミーノ

まさに

髪ーの(笑)

 

 

 

 

9月7日 カミーノ サンティアゴ巡礼9日目 ビアナからナバレッテ

距離22.4km

ビアナを朝7時45分にでて

8時にfacebookのライブ配信

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https://www.facebook.com/shingo.omura.37/videos/1564107713650767/

 

僕たちはいつも7時から8時にアルベルゲを出発していますが、

多くの人たちは6時から7時のあいだに出発をして

黙々と歩いていきます。

しかもすごいスピードです。

 

僕たちは おとぼけ3人組でゆったりペースで出かけます。

アルベルゲを出るのはいつも最後かその前の組。

歩いても多くの人に抜かれていきます。

 

しかもfacebookの放送をしたり、

落ちてるアーモンドを拾ったり、

ブラックベリーに吸い寄せられたりとなかなか進みません。

ビアナを出るときの満月が出ていて

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この写真を撮っているうちにも、多くの人に抜かれていきます。

みんな「何してるんだ?」って感じです。

ログローニョの町に入るときにこんなものを見つけました

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大きな鳥の巣です。

どんな鳥の巣なんでしょうか???

この巣を過ぎたら橋がかかっていてログローニャの街にはいります。

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カセドラルの前のカフェで小休憩

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ログローニョの街でお店をひやかしながら散策

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二人はいらない荷物を整理してサンチャゴ デ コンポステラまで郵便で別送。

身軽になって再出発。

ログローニョ郊外の広~い公園を抜けてグラヘラ峠へ。

峠の頂点からフェンスにずっと十字架がつけれています。

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これが延々と続いているんです。

 

そしてその先にナバレッテの手前に

巡礼者の救援施設跡の遺跡が見えてきます。

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はるか昔から巡礼者を庇護する施設や人たちがいたのです。

戦争やフランコ時代には巡礼者がいなくなったようですが、

それ以外のときは今も昔も巡礼者が行きかっていたのです。

ナバレッテのアルベルゲは素晴らしく

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庭先で月水さんのミニ琵琶コンサートも行いました

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ここでのミニコンサートは感動的なものでした。

メルボルンから来た女性とドイツからの女性が涙を流して聞いていたのです。

二人の胸にはそれぞれ異なるものが去来していたのだと思いますが

心を揺さぶる「何か」があったのでしょう。

ドイツからの女性はこうつぶやきました

「伝統的な音楽をきかせてくれてありがとう。

このカミーノであなたみたいに音楽を聞かせてくれて、それを感動できる人がいる限り

世界は平和でいられるわ」

ミニコンサートは大きな拍手と愛で覆われました。

 

ずれずれなるままに旅すると

人との出会いも、ゆるやかなゆらぎで結ばれる。

そこには国境や人種や宗教の違いなんて存在しない。

ただ愛があるだけだ。

 

 

 

 

 

 

 

カミーノ サンティアゴ巡礼8日目 ロスアルコスからビアナ 18.6キロ

本当はビアナの先のログナーニョまで行く予定が

手前のビアナで終了。

やっぱり昨日の強行軍のおつりがきたみたいで、

予定からは10km手前までしか行けていない状態に。

でも まあ それも巡礼の旅というもの。

ずれずれなるままに行くことにする。

9月6日朝7時半ロスアルコス出発

7キロの小麦畑を行く。

午前だから快適な足取り。

途中でおばさんがアーモンドの木から実をとっていて

その様子を立ち止まって見ていたら

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アーモンドを手渡してくれました!!

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石で割って中身をとりだします

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食べてみると

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アーモンド 美味し~~~い!

生のアーモンド

美味~~~い!!!

それからというもの アーモンドの気を見つけては拾い

見つけては拾い、見つけては拾いで

いつのまにやらアーモンド長者に。

そんなことをしているうちにサンソルの村に到着。

村の入り口のカフェでみんなが休息。

僕たちも迷わずINN

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スパニッシュオムレツがおいしい!!

ドイツからの巡礼犬とも仲良しになりました

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サンソルを出て約10分

10時10分に隣町のトレスデルリオ着

この町には八角形の聖母マリア教会があります。

小さいけれど神聖な雰囲気の教会です。

 

ここで、月水さん琵琶演奏。

(残念ながらビデオをとっていたので写真がない)

 

そして
ビアナ到着13時55分。

ビアナでランチ替りにとカフェに入ったところで

「今日は終了!!!」

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この城壁の続きのような外見のアルベルゲに泊まりです。

 

 

サンティアゴ巡礼7日目

ロルカからロスアルコスの約30km

昨日のガスパチョでロルカのアルベルゲで沈没したロスした9kmを取り戻すべく

エスティージャを経て30km先のロスアルコスへ。

朝7時にロルカのアルベルゲを出るとしばらくして日の出。

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ヨーロッパの朝は遅いのです。

そのかわり夜が長い!! 20時でもまだ明るいし、

スペインはシエスタの影響もあってか、夜でも子供が走り回っています。

ビジャトゥエルタの町で遺跡の横を通りました。

その遺跡ではイエスやミカエルが掘られた石板が発見されたとのこと。

これがイエス

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そしてこれがミカエル

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ゆっくりと開館しているときに見たいですが、先にすすみます。

途中の村でシナモンを使った料理をつくってらるらしいいい匂いが漂い

急激にお腹がすいてきます。

きっとシナモンロールだと話しつつ店を探しますが、

結局カフェはなく村の外へ。

 

あ~

もう、口がシナモン口になってしまっています。

 

お腹を空かしながらも

午前中は気温もそれほど高くなく順調にエスティージャに到着。

美しい街で、11世紀の後半に羊飼いが星に導かれてマリア像を発見し、

その場所につくられたのがこの街です。

カスティージャ語でエスティージャは星という意味。

下の写真は聖墳墓教会です。

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残念ながら空いておらず、近くにある小さな骨とう品屋さんを覗きました。

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カミーノにあるだけあって ホタテ貝がたくさん。あとはキリスト教関連がおおくあります。

そして中心街にあるカフェへ。

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シナモンロールは無かったものの美味しいパンとカフェコンレチェを頂いて

再び歩き始めます。

街の外れに来たらこんなモニュメントが

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なんか ほっとするモニュメント。

この横を通り郊外のイラーチェへ。

イラーチェには1000年以上まえから巡礼者を救援を施してきた修道院があります。

いまではその精神を受けついで、近くの会社が無料でワインを提供しているんです!!

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こんな具合で左がワイン、右がお水なんです。

まさにワイン好きにとっては天国ですね。

イラーチェを抜けて再びカミーノは2つに分かれます。

僕たちは後れを取り戻すべく村々を通らない道を選択。

途中ルキンという小さな村で小休憩

たまごちゃん椅子に座る瞬間に即死状態。

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この村から先がツラかった!!

延々と続く麦畑の中をすすみ、景色が変わらない!!!

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日照りもキツく熱射病になっても不思議じゃない状態

たまらず、途中の草むらで小休止。

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僕も即死(笑)

やっとの思いで立ち上がり、ラストスパート

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到着!!!!!

アルゲルゲにチェックイン

広場のカフェで夕食

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息を吹き返して

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明日もがんばるぞ~

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